2022年産駒デビューした種牡馬の産駒成績を1年間集計し、そこから産駒の傾向をざっくり考察します。全3回です。
3回目の今回はリアルスティール編です。
リアルスティールは2014年~2018年に芝で活躍したディープインパクト産駒で母はラヴズオンリーミー、全妹にオークス、BCフィリー&メアターフなどG1を海外含めて4勝したラヴズオンリーユーがいます。主な勝ち鞍はドバイターフ(2016年)、毎日王冠(2017年)です。
産駒はオールパルフェが2022年のデイリー杯2歳ステークスで1着などの成績を挙げています。
種牡馬として今後の活躍が期待されるリアルスティールですが、産駒全体の傾向を考察していきたいと思います。
産駒成績集計期間:2022年6月1日~2023年5月28日
リアルスティールの芝とダートの成績は以下の通りです。
芝成績
ダート成績
芝については2022年9月24日 中山6R で14番人気のコウセイマリアが1着になったのが大きいかなと思います。(単勝13950円複勝1990円)
サトノクラウン編で取り上げたニホンピロパークスの複勝ほどではありませんがあまりない配当ですので、考慮するかどうかは人によると思います。
参考としてコウセイマリアの新馬戦を除外した場合の芝成績は以下になります。
一気に回収率が下がりました。
ダートについては飛び抜けた配当を挙げるなら2022年10月15日 新潟3Rの14番人気のリアルマーヴェルの複勝が3150円くらいでしょうか。
ダートに関しては好走するけど勝ちきれないみたいなのが多いです。
ここからさらに条件を絞っていくと、リアルスティール産駒の狙い目の条件が2つわかります。
・芝
・3番人気以内
上位人気だと配当が低くなるのですが、それでもこの回収率は凄いです。
特に成績が良いのは新潟か中京です。
・ダート
・母父サンデー系統以外
元々ダートの複勝回収率は良いですが、母父がサンデーサイレンス系統以外の場合の複勝回収率が若干良くなります。(元々母父サンデー系統は少ないので影響は微々たるものですが)
ただ単勝回収率は期待できなさそうです。
以上で2022年産駒デビュー種牡馬の傾向考察を終了します。
考察し終えてから、マインドユアビスケッツやデクラレーションオブウォーあたりも集計した方が良かったと今更ながら思います。
サトノダイヤモンドとサトノクラウンとリアルスティールについては、今後も引き続き集計するつもりです。2年目以降で産駒の傾向が変わる可能性もありますからね。
2023年産駒デビューの種牡馬の産駒成績もまとめています。
来年の6月ぐらいから考察記事を挙げられればと考えています。